少子化の背景と国に及ぼす大きな影響

少子化の背景と国に及ぼす大きな影響

]いま日本は少子高齢化、人口減少、低成長、貧困化など様々な問題を抱えています。

中でも特に深刻な問題は少子高齢化。昨年の日本国内の出生数は86.4万人。

1899年の統計開始以後初めての出生数90万人割れであり、国立社会保障・人口問題研究所の「将来推計人口」では2023年に出生数が約86万人になるとの予測だったのに、予測より4年も前倒しで少子化が進行しているのです💦

少子化の原因は色々ありますが、例えば平均初婚年齢が男女ともに上がっていること。特に30代の男女の未婚割合が高くなっています。

30代は仕事が忙しくて異性と出会う機会が少ないことに加え、女性の社会進出によって経済力が向上し、結婚を急がなくなったといわれています。

また子育てにかかるコストの高さも少子化の原因の1つ。今は大学を卒業するまでにかかるコストは平均2000万円弱です💰経済的負担が大きいため、2人目、3人目をつくることを躊躇ってしまうのです😢

更に、若い世代の価値観が多様化し、女性の高学歴化・就業意欲の高さに加えて、仕事と子育ての両立が困難であれば産まない選択をする人も多いそう。

深刻なのは、産みたくても産めない人たちがいる、ということです。現在日本には不妊治療受診者数28万人もいて、保険を適用するかどうか議論の真っ最中です。

ところで、少子社会の進展が日本経済に一体どのような影響をおよぼすと思いますか?

例えば労働力の減少。将来的に外国人労働者に頼ったり、働く女性に仕事を辞めずに子供を産んでもらうなどの、政策決定をしなければいけなくなるかもしれません。

次に、経済規模の縮小。30歳未満の若年労働者が減る=消費者も減少する、ということなので消費市場の縮小も影響として大きいです。特に子どもに関連する産業、教育、サービス業の売り上げは減少の一途でしょう。

また、社会保障負担の増大も問題です。実際、国民負担率は1975年の7.5%から2002年には15.5%と大幅に増加しています😭

このように少子化は日本の経済に深刻な影響を及ぼします。しかし、おそらく今後も日本の少子化は進んでいくでしょう。そうなると結果的に私たちの老後や、子供たちの世代にしわ寄せがやってきます。

でももしそうなっても、あらかじめそれを予測して対策を講じておけば問題ありません💡

今回のように日本経済の将来性を見据えることで、「自分が今何をするべきか、どういう準備をしておけばいいのか」ということを考えることができます。

将来幸せな生活を送るためには今のうちから自分の貯蓄や資産を守る・増やすことが大切です。今一度、資産運用についてしっかり考えてみてくださいね😊

大城祐子コンサルタント

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