日本人平均貯蓄額

資産運用のご相談を受けている時に、

「私の年齢ならどれくらい貯蓄をしていれば安心ですか?」

「平均はどれくらいですか?」

などと質問をいただくことがよくあります。

その方の家族構成、生活状況にもよるので一概に『いくらあれば安心』とは言えませんが、やはり周りの人がいくらくらい貯蓄しているのかは気になりますよね・・・🤔

これからそのデータをご紹介しますが、このデータを見るにあたって重要な点が2つ。

一つは「貯金額」と「貯蓄額」は違うということ。一般に「貯金」は、銀行の普通預金や定期預金、タンス預金のことですが、「貯蓄」は預貯金はもちろん、株式や投資信託などの有価証券、生命保険や個人年金保険、会社で積み立てている財形貯蓄なども含まれます。なので、「貯金」はゼロだけど「貯蓄」はたくさんあるという人もいるんですね💡

二つ目は「平均値」と「中央値」について。「平均値」いうのは、あくまで「平均」で極端に貯蓄の多い人がいると、実際には貯蓄の少ない人の方が多くても平均額が上がってしまいます。対して「中央値」とはデータを小さいものから順に並べた時、その真ん中にある値のことです。現実に近いものとしては「中央値」を見る必要があるのです。

 

厚生労働省の国民生活基礎調査[各種世帯の所得等の状況]によると年代別の平均貯蓄額は以下の通りです。

 

年代

平均貯蓄金額

29歳以下

155万円

30~39歳

404万円

40~49歳

653万円

50~59歳

1,051万円

60~69歳

1,339万円

70歳以上

1,264万円

 

※出典:http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/16.pdf

 

更に世帯別に分類した平均貯蓄額と中央値は以下のようになっています。

【1世帯あたりの貯蓄金額について中央値と平均値の比較】

全世帯

高齢者世帯 児童のいる世帯

母子世帯

中央値

500~700万円未満

500~700万円未満 300~400万円未満

50万円未満

平均値

1,033万円

1225万円 707万円 327万円

※2016年国民生活基礎調査[各種世帯の所得等の状況](厚生労働省)をもとに算出(2018年5月)

https://www.joyobank.co.jp/woman/column/201504_04.html

 

どの世帯区分も中央値が1世帯あたりの平均貯蓄金額(平均値)を大きく下回っていることがわかりますね。

先にも記述しましたが「平均値」の中には一部の富裕層の貯蓄も含まれるので、「みんなどれくらい貯金しているの?」という疑問に対しては中央値を見ることをオススメします。

 

続いて2人以上の世帯の平均負債額をみてみましょう。

 

総数 29歳以下 30〜39歳 40〜49歳 50〜59歳 60〜69歳 70〜79歳
430.1

万円

263万円

866万円 862万円 582万円 252万円

134万円

 

このデータを見ると、30代以降に負債額が一気に増えているのがわかりますよね。これは子供にかかる教育費、住宅の購入をはじめ、ローンを組むことが増えがちだからです。一方で年齢が上がるにつれ負債が減っていくのは、ローンの返済が進むからです。

『貯蓄が多い人は豊かな暮らしをしている』と考えがちですが、貯蓄が多くてもそれを上回る負債を返済しながら、かつ貯蓄も継続していくとなると、単純に『貯蓄が多ければ豊か』と断定はできないということですね。

 貯蓄が全て、ではありませんが、日頃から何かあった時のために少しずつ貯蓄していくのは良いことです✨でもただ漠然と「月いくら」と決めるより「いつごろ、何のために」必要になるのか、使用目的を明確にした貯蓄をオススメします。

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